コツコツ毎日練習することの大切さ
(アイキャッチ)
毎日練習することが重要と分かっていても、継続するのは大変ですよね。
当たり前ですが、私の音楽仲間の中でも、上達が早い人ほど、練習時間を確保しているイメージがあります。私自身、日頃から練習不足を感じており、自分を鼓舞する意味も込めて練習時間確保について考えてみました。
練習時間は何時間必要?
ギターを上達するには、どれ位の練習時間が必要でしょうか。
主観的ですが、目的別に、目安を考えてみました。
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目的 |
目安 |
① |
プロのギタリストになりたい |
毎日8~10時間 |
② |
アマチュアバンドで活躍したい |
平日3時間 休日5時間 |
③ |
趣味でそこそこ上手になりたい |
平日1~2時間 休日3時間 |
④ |
無理なくのんびり趣味でやりたい |
平日気が向いた日に30分~1時間、 休日気が向いた時に1~2時間 |
社会人の方は、ギターに打ち込む余裕がなかったり、時間の確保が難しくなると思いますが、上達したいのであれば③以上の練習時間を確保したいところです。
社会人の練習パターン
何時間練習時間が必要か、目安の時間を上記に記載したものの、社会人は定時で帰れる時もあれば、残業して帰りが遅くなってしまう場合もあります。何時間練習できるかによって柔軟に練習内容を変えてみましょう。
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パターン |
時間 |
練習内容(例) |
① |
平日残業で帰りが遅くなった |
10分 |
・スケール ・弾きなれた曲を1回演奏 |
② |
平日定時で帰宅し、時間がある |
2時間 |
・スケール ・クロマチック ・基礎練 ・課題曲の1フレーズを繰り返す ・弾ける曲で楽しく終わる |
③ |
土日祝で時間がある |
5時間 |
・スケール ・クロマチック ・基礎練 ・教本、課題曲をじっくり練習 ・アドリブ練習 ・弾ける曲で楽しく終わる |
朝練
仕事で家に帰ってから練習時間を確保出来ない人は、いつもより1時間早起きして朝練をしてみましょう。私も30分~1時間朝練していますが、ギターに限らず、「朝活」は良いものです。
ながら練習
テレビやyoutube等の動画を見ながらでも練習は出来ます。映像を見ながら、ギターを構えてみましょう。なるべく無意識で出来るフレーズを反復練習してみると、意外に時間が経っています。飽きやすい反復練習は「ながら練習」するのが良いかもしれません。
「毎日」弾くことの重要性
「気が向いた時」ではなく「毎日」弾くことが重要です。
ギター以外にも共通して言えることですが、1週間のうち、1日だけ集中して7時間練習するよりも、毎日1時間練習した方が上達早いです。
せっかく覚えたフレーズも、1週間後には脳の記憶も身体の記憶も薄れていくので、毎日練習して記憶を維持していくことが重要です。
イメージ:1日目に練習した演奏レベルを100%とする。
①好ましくない例:1週間に1日だけ7時間練習
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1日目 |
2日目 |
3日目 |
4日目 |
5日目 |
6日目 |
7日目 |
8日目 |
練習 開始時 |
0% |
90% |
80% |
70% |
60% |
50% |
40% |
30% |
練習 終了時 |
100% |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
120% |
②良い例:毎日1時間練習
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1日目 |
2日目 |
3日目 |
4日目 |
5日目 |
6日目 |
7日目 |
8日目 |
開始 |
0% |
90% |
95% |
100% |
105% |
110% |
115% |
120% |
終わり |
100% |
105% |
110% |
115% |
120% |
125% |
130% |
135% |
練習時間は合計7時間で同じですが、①の場合は120%、②は135%となり、毎日弾いた方が記憶・技術の定着率は高くなります。
ノルマ式は続かない
「毎日※時間練習する」というノルマ式の練習はモチベーションが続かない原因の1つになります。今まで「練習時間確保」と記載してきて、矛盾しているように見えますが、「ギターが楽しくて、気づいていたら2時間が経過していた!」というのが理想です。義務的に※時間練習しなくてはならない(have to)ではなく、ギターが弾きたい(want to)の気持ちで練習することが、練習が続くコツです。
練習しなくてはならない環境にする方法
「ライブに出演する」「バンドを組んで課題曲を決める」ことで、練習をしなくてはならない強制力が働きます。3か月後にライブに出演すると決めれば、ライブに向けて、練習しないといけないですし、バンドの課題曲があれば、他のメンバーに迷惑かけないよう、練習しなくてはいけない状態になります。人間、目標があったり、追い込まれたりすると頑張るものです。
最後に
練習時間確保するにも、現実は家事・炊事をやらなくちゃいけない、風呂に入らなくちゃいけない、TV見たい、ゲームやりたい、飲み会行かなくちゃいけない、買い物行きたい・・・・色々やるべき(やりたい)ことはあると思いますので、バランスをとりつつ、上手にギター練習の時間を確保しましょう。練習すれば必ず上達するはずです!